About us


新島ガラスアートセンターは、新島特産の坑火石を原料に新しいガラスの世界を作っていく事を目指し、1987年にスタートしました。新島は東京の南160キロ離れた美しい島です。島には坑火石と呼ばれている火山性の石材を算出します。それは石英を主とする砂岩はでガラスの原料として完璧です。そして開設以来、センターではこの石材を産業用としてのみならず芸術作品の素材として、ワークショップや作品制作を通じてその可能性を探求してきました。
また、センターでは1987年以来毎年、新島国際ガラスアートフェスティバルを開催してきました。毎年海外から作家を招聘してワークショップやオープンデモ、レクチャーを行い、ガラス芸術の分野での国際的な交流・研鑽に努めてきました。受講生は日本各地からのみならず遠く海外からも参加してきています。そしてフェスティバルはいまや日本のガラス界にとって、毎年一番のエキサイティングなイベントとなっています。


  • ガラスワークマガジン15号に野田治のインタビューがあり、ガラスアートセンターの理念、沿革について語っています。
  • ガラスアートセンター・スタッフ

     野田 收
    多摩美術大学を1976年に卒業、イリノイ州立大学大学院にてジョエルマイヤーのもとでガラスを学ぶ。1986−1990年まで多摩美術大学講師を勤める。1988年、新島ガラスアートセンターを設立、今日までディレクターを務める。日本クラフト協会理事、都立新島高校市民講師、ピルチャックグラススクール国際評議員。工芸都市高岡97クラフトコンペ展(奨励賞)、98日本クラフト展(日本クラフト賞)など受賞。作品はパーゼル美術館、コーニングガラス美術館、イリノイ州立大学等に収蔵されている。

     野田由美子
    1979年に多摩美術大学を卒業、1984年にイリノイ州立大学大学院美術学部ガラス課を卒業する。第三回現代ガラス大賞展富山(奨励賞)韓国チョンジュ国際工芸展(奨励賞)などを受賞。1988年より新島ガラスアートセンターのアソシエイトディレクターを務める。作品は東京国立近代美術館、コーニングガラス美術館、グランドクリスタル美術館(台湾)スペイン現代ガラス美術館などに収蔵されている。


     川島宏司
    2006年に富山ガラス造形研究所研究科を卒業。新島ガラスアートセンタースタッフとして現在に到る。第二回ガラス大賞展富山(入選)、工芸都市高岡09クラフトコンペ展(入選)などを受賞。本年には日本クラフト展、 Glass Craft Triennale 2010、等に入選している。

     鹿田 洋介
    2009年に倉敷芸術科学大学芸術学部ガラスコースを卒業。新島ガラスアートセンタースタッフとして現在に到る。日本クラフト展(入選)、ビアマグランカイ78(入選)、第4回現代ガラス展in山陽小野田(入選)などを受賞。本年にはGlass Craft Triennale 2010に入選している。

     小宮 崇
    2009年に明星大学日本文化学部造形芸術科を卒業。新島ガラスアートセンタースタッフとして現在に到る。第4回現代ガラス展in山陽小野田(入選)(入選)、第49回日本クラフト展(入選)などを受賞。本年にはGlass Craft Triennale 2010に入選している。